石の意志ブログ

ブログを「書く」のではなく、「書かせていただく」という概念で歩んで行こうと思います

家を買わせていただくという概念③~圧倒的買い付け失敗からの、猛省…。ゼロベースで考える不動産購入。~

はじめての物件内見から、初見での買い付け申し込みっ!しかし…あと一歩のところで買えず。まさに不運…。だがしかし、冷静に考えると、知識も経験も相場観もない状態での、買い付け申し込み。これは正しかったのだろうか…。丸腰でただ前進するのみの弱兵、無為無策。圧倒的無謀っ…!バカげた行為。単騎では敵わない、相手は百戦錬磨の強者。甘くはない。だからこそ、必要なのは仲間(買手側の不動産屋さん)!信頼できる仲間がいれば、立ち向かえるっ!

残念ながら、前回気に入った物件は買えませんでしたが、ここはもう少し冷静になって反省点を整理し、どうすれば納得*1して物件を買えるかについて考えてみたいと思います。

何かの参考になれば至極幸いです。

 

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前回の内見の反省点は…?

 はじめての内見の反省点を挙げてみます。

・見るべきチェックポイントを押さえていなかった。
・売主さんに遠慮してしまい、聞いておくべきことを聞けなかった。(害虫は出ないか、近所におかしな人は住んでいないかなど。)
・雰囲気に流され、内見直後のハイな状態からすぐに買い付け申込を入れてしまった。
・価格交渉をすることができなかった。
・案内してくれた不動産屋をいまいち信頼することができず、疑心暗鬼になってしまった。

色々ありました…。ただ、一番ダメだったのは、最後に挙げた不動産屋をいまいち信頼できなかった。ということだと思います。。とにかくこれに尽きるでしょう。

しっかりした信頼できる不動産屋なら、内見の時に必要なチェックポイントは一緒に見てくれるでしょうし、売主さんに聞きにくい話は、代わりに聞いてくれると思います。

また、プロの目から見てあまり良くない物件を、雰囲気に流されて買いそうなときは冷静になれ!と言ってくれるでしょうし、値引き交渉についても適切なラインを教えてくれるはずだと思います。

不動産屋さんって一体どういう立場なの…?敵か…味方か…!?

不動産屋はそもそも何をする人なのか?ということですが、物件の仲介をする人です。つまり、売手と買手の間に入って話をまとめて契約を成立するようにするお仕事です。

そして、不動産屋には売手側と買手側の立場があります。

売主から「この物件を売ってくれ」と依頼を受けている立場にある売手側の不動産屋(元付け業者)と、買手から「物件を探してくれ」と依頼を受けている立場にある買手側の不動産屋(客付け業者)がそれぞれいることになります。

売買が成立すれば、元付けは売手から、客付けは買手から、それぞれ仲介手数料(売買価格の3%+6万円+その消費税が上限)をゲットできます。

ただ、元付けと客付けを兼ねることも当然あります。売主から「売ってくれ」と頼まれた業者が、買手を自分で探して売る場合がそうです。この場合、不動産屋は売手からも買手からも仲介手数料をもらえるのでウハウハですね。こういうのを「両手取引」と言うそうです。逆に、元付け、客付けそれぞれ別にいる場合は、「片手取引」と言います。不動産屋の立場に立てば、ウハウハな両手取引を狙いたいと常に思うのが自然な流れではないでしょうか。

じゃあ結局、買手側の不動産屋(客付け業者)は敵なのか、味方なのかというと、片手取引の場合は間違いなく、買手の味方であるはずです。

では、両手取引の時はどうかと言うと…、それは…中立なのか、何なのか…?わからないですね。買手側だけでなく、売手側でもあるわけなので、完全に買手の味方ということではなさそうです。

 

じゃあどうすればいいのか…?

 というか、物件を探すに当たってですが、物件よりも先に信頼できる不動産屋さんを探した方よいのでは?と思いはじめました。(※もちろん私の個人的な意見です。)それが回り道なようで、結局一番早いのでは。

本来味方であるはずの客付けの不動産屋との心理戦なんて無益でしかなく、片手だからどうとか、両手だからどうとか、疑心暗鬼になってる時点で、気持ちの良い買い物なんてできるはずがないと思います。(※私個人の意見です。)

不動産屋には、完全にこっち側の味方になってもらうことが最重要と考え、まずは信頼できる不動産屋を探そう!という方針でいくことにしました。

 大手不動産屋がよいのか、町の不動産屋さんがよいのか…?

 悩ましいところです。それぞれメリット、デメリットがあるはずです。

【大手不動産屋】は、元付けの物件をたくさん持っている(ただし両手取引になる)のと、銀行との住宅ローンの提携が強かったり、リフォームやホームインスぺクションの部隊を持っていたりと、大手ならではの安心感があります。ただ、仲介手数料の値引き交渉はほぼ不可能なようです。

【町の不動産屋さん】は、大手より元付けの物件数は少ないかもしれません。ですので、基本的にはレインズ*2に登録され、SUUMOに出ているような物件(片手取引になる)が中心になると思われます。ただし、地域密着なので独自のルートで市場に出ないような掘り出し物の物件を元付けとして持っている場合もあるかもしれません。あと、仲介手数料を少し安くしてくれる場合もあるようです。

ただ、どちらであっても最終的には人間よ。信頼できる担当者についてもらえるかどうかが大きいと思います。

 

それで結局どうしたかと言いますと…。

 

知り合いの近所の町の不動産屋さんに頼むことにしました。仕事関係の知り合いとかではなく、全くプライベートの趣味の仲間です。信頼関係はこの時点でクリアです。

ただ、物件を探している地域が、電車で30分くらいの離れた場所なので、この不動産屋さんの守備範囲内なのかどうかが心配でしたが…。

 

私「不さん、これこれこういう事情で、物件探してるんですよ。ただ、希望の場所が、ちょっとここから距離があって、あの辺なんですが、守備範囲ですか?」

不「余裕余裕!全然いけるよ!」

私「まじすか!?じゃあお願いします!」(いけるんかい!)

不「任しとき~。とりあえず、私ちゃんは、スーモとホームズとアットホーム見て、よさそうな物件ないか探しとき~。ええのあったら内見行こうや。」

私「どの物件でも見れるんですか?他の不動産屋の取り扱い物件でも大丈夫ですか?」

不「全然ええよー。スーモとかに載ってるやつなら、全部大丈夫。」

私「えっ!、そうなんですね。じゃあ気になるのあったら連絡します。」(なんでもいけるんかい!?)

不「OKOK。こっちもええの出てないか、毎日レインズ見とくしな~。本気出すわ!」

私「ありがとうございます!」

 

という感じで、結果として全く問題ありませんでした。

スーモなどに登録されている物件の元ネタは、レインズという不動産屋だけが見られる専用のサイトに全て掲載されているため、元付け業者(売手側の不動産屋)の情報がわかります。なので、どの物件でも内見の申し込みを入れることが可能ということのようです。

 

今回で、信頼できる不動産屋さんを味方につけることができました。(単に知りあいに頼っただけですが…。)

次回はいよいよ満を持しての二回目の内見です。はたして良い物件は見つかるのか…。よろしくどうぞ。

 

*1:納得はすべてに優先する。

*2:Real Estate Information Network Systemの略称。不動産流通標準情報システム。不動産屋さんだけが見られる専門サイト。