石の意志ブログ

ブログを「書く」のではなく、「書かせていただく」という概念で歩んで行こうと思います

家を買わせていただくという概念②~1回目内見からの買い付け、通るか!?まさかのダブロン、頭ハネ!~

スモスモでええ感じの物件が見つかりまして、初めての内見に寄せていただきました。

築20年弱の中古物件2件と、建売新築1件をまずはじっくり見(けん)*1

本命の築20年弱中古がなかなかいい感じ、これは…、まさに僥倖っ…。

セオリー破りの初見での買い付けっ!(購入の申し込み)。通るかっ…、まさかのダブロン!?(他にも買いたい人がいて、買い付けの申し込みを同時に出されてしまいました。)結果はいかに…!?

何かの参考になれば至極幸いです。

 

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はじめての内見、どこを見ればいいの?お作法は?

前回申し込みを入れた物件に、早速内見に行ってまいりました。見たのは以下の3件です。

A.築20年弱中古(本命)
B.築20年弱中古(本命より少し安い)
C.新築建売(ローコスト住宅*2。本命よりも少し高い)

案内してくれるのは、財閥系某大手の不動産屋さん。Aの物件は売主から依頼を受けて直接仲介している物件で、B、Cは売主側の不動産屋が別にいる物件とのことでした。

  

さて、内見は大体1物件あたり15分くらいで見て回る感じ。

玄関、リビング、お風呂、トイレ、その他の部屋、カーポート、外壁などの外回り、外観を見て、気になるところがあれば、不動産屋さんか、売主さんに質問してみるって流れでした。あとはリフォーム歴があればだいたい向こうから説明してくれます。

Aは本命なだけあってとてもいい感じ。南向きだし外壁も家の中もきれい。ディ・モールトべネ!*3
Bも悪くないけど、ちょっと作りが特徴的で趣味が合わない感じ…。
Cは新築できれいだけど、ローコスト住宅なので少し安っぽく見えてしまう…。

という印象を持ちました。

ただ、正直どこを見たらええのかわからん! というのが素直な感想です。これはもう少し知識というか、心構えというか、そういう準備をしていった方がよかったと思うところです。

何となく見て、何となくいい感じとか、何となくいまいちとか、そういうフィーリングの判断はもちろんできます。が、基本的なチェックポイントを抑えていかないと、致命的な見逃しをしてしまうリスクはあるかもしれません…。

 

内見時のチェックポイント

 少し調べてみました。以下の点に注意して見るのが一般的なようです。

・外壁や基礎にクラック(ひび割れ)がないか、蟻道(シロアリの通り道)はないか*4
・雨樋の破損やシミ(雨漏りのあと)がないか
・屋根は剥がれていないか
・家の中の臭い(タバコやペット臭)は大丈夫か
・天井や壁のクロス(壁紙)に剥がれや浮き、ひび割れ、シミ(雨漏りのあと)はないか
・水回り(お風呂、トイレ、キッチン)の不具合はないか
・床のたわみはないか
・床下にシロアリの食害はないか。湿気や臭いは問題ないか。

と、書きましたが、売主さんがまだ住んでいる場合など、遠慮してしまってなかなかチェックできない箇所もあると思います。私もそうでした。床下見せてくださいとは、中々言いにくいですよね…。そういう場合は、安心のためにプロのホームインスペクション*5を依頼するという方法もあるようです。

不動産屋さんによっては、売主から依頼を受けて仲介している物件については、ホームインスペクションを入れるところもあるようです。今回の本命の物件Aについては、不動産屋の負担でホームインスペクションしますよと言っていました。

不動産屋がやらない場合は、買主が主導でやることになりますが、売主に嫌がられることもあるようです。あとは費用も結構高いですし、時間がかかるのでそれまでに売れてしまうというリスクもあり、実際には結構ハードルが高いという印象です。早い物件は市場に出て1か月とかで売れてしまいますし…。

 

初見で買い付け!買えるのか、どうか!?

 

内見の後、正直本命の物件Aが相当気に入りまして、ぜひ買いたいという気持ちになってしまいました。これは物件を見た直後の高揚感で少しハイになっている状態…。やや危険な心理状態かもしれません…。冷静な判断ができないかも。。

 

そういうタイミングでの不動産屋さんとの会話が以下です。

不「内見お疲れ様でした~。今日の3件はどれもいい物件だと思いますよ。気に入ったのとかありました?」

私「そうですねー。どれもよかったです。特に物件Aがすごくいい感じで気に入りました。」

不「物件Aはいいですよ~。築年数の割にキレイですし、建物の構造とか外壁とか、全く問題ないですよ。」

私「そうなんですね。たしかにキレイでした。間取りとかもよかったです。」

不「物件Aは、実は他のお客さんからも買いたいという話が出てまして~。」

私「えっ!?そうなんですか。」(マジかよ!いや待てよ、まさかこれはブラフ…?食いついたと思って、売りつけようとする作戦か!?)

不「もし買い付けの申し込みされるなら、売主さんと値引き交渉せずに、売値で買いますと言った方がよいですよ~。他のお客さんも結構本気な感じだったので~。」ニヤリ

私「ええ…、、どうしよう。めちゃ気に入ったんですけど、買うにしても気持ち程度は安くして欲しいですし…。さすがに即決はできないので、ちょっと考えます。」(ブラフなのか!?ニヤリってなに…?)

不「わかりました。明日いっぱい待ちますので、もし買い付けの申し込みされるなら、連絡くださいね~。ただもし売値満額で申し込みされても、他のお客さんも同じように満額で申し込みされたら、買えないかもしれませんが、それはあらかじめご了承くださいね~。同じ条件、同じタイミングでの買い付けになりますので、どちらに売るかは売主さんに公平に選んでもらいます。」

私「はあ…。少し考えます。また連絡します。」(ちょっとどうなんこれ!?ブラフなのか、どうなのか…。)

 

~翌日~

私「すんません。昨日の物件Aなんですが、買い付け申し込みでお願いします。売値満額でも買いたいです。もし少しでも安くなるのなら、気持ち程度安くしてもらえるとありがたいですが…。」

不「承知しました。ただ、つい先ほど別のお客さんからも売値満額で申し込みが入りましたので、公平に売主さんに選んでもらうことになります。結果はまたご連絡しますね~。」

私「わかりました。お願いします。」(この期におよんで、まだブラフをかましてくるのか…。やはり不動産屋はあなどれない…。)

 

~数日後~

不「すみません。この前の、物件Aなんですが、別の買主さんに売ると、売主さんが決めちゃいました。ほんとに申し訳ありません。買い付けのタイミングは同じだったのですが、先に内見に来た人に売ることにしたそうです。ほんとにすみません。」

私「えっ…。そうですか、。残念です。」(ってか、ブラフやなかったんかい!)

なんとブラフではありませんでした。ガチでした。

不動産屋的には、普通にいい物件だったので、いつでも売れるわという感覚だったようで、私にブラフをかます必要は全くなく、ガツガツ売りつけたいとかも全くなく、ただ真実を伝えてくれていただけのようです。

そんなんわからんよね。。

兎に角、今回相当気に入った物件は買えずじまい、逃したタイはでかい…。相当惜しい気持ちが沸いてきました。俄然購入意欲が沸いてきます。

悔しい…、悔しい…、悔しい!…、だがそれでいい!

ここは一旦冷静になった方が良さそうです。

というか、知識も経験も相場観もなく、初見で買い付けを入れるという今回のムーブ(立ち回り)は本当に正しかったのか…。冷静に考えると危険な香りがします…。

次回はその辺の反省も踏まえて、ゼロベースで考え直してみることにします。

ええ物件買える日は来るんやろか…。よろしくどうぞ。

 

*1:見ること。

*2:比較的安い値段で販売されている住宅。無駄を削ぎ落としたシンプルな作りや間取りが特徴。

*3:非常に良い!

*4:外壁などに不自然な筋状の泥がついていると注意です。

*5:住宅の施工・設計の専門家であるホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期を診断するもの。相場は大体5~15万円程度のようです。買主主導で行う場合は、買主が費用負担することになるのが一般的なようです。